冗談ドラゴンクエスト 冒険の書 19
冗談ドラゴンクエスト
冒険の書 19 09/14 04:28 ナレ2「険しい山道に加えて、襲い掛かるモンスターの群れ、そのレベル も半端なものではなかった」
09/14 04:37 ナタリー「そっちへ行ったわよ。気をつけて」
09/14 04:37 勇者「え? どっち?」
09/14 04:38 ナレ1「モンスターが勇者を攻撃した。200Pのダメージ」
09/14 04:38 勇者「ぐえっ!」
09/14 04:39 ナレ2「さらに別のモンスターが襲い掛かる。300Pのダメージ」
09/14 04:40 勇者「な、なんだよ。こいつら……」
09/14 04:40 ナタリー「すばやさがまるで違う。逃げるのよ」
09/14 04:41 勇者「わかった」
09/14 04:41 ナレ1「しかし、囲まれてしまって逃げられない」
09/14 04:42 ナレ2「モンスターの攻撃。勇者に200Pのダメージ」
09/14 04:47 ナタリー「薬草じゃ、とても間に合わない……」
09/14 04:48 ナレ1「なにやら詠唱をはじめるナタリー」
09/14 04:49 ナレ2「勇者のHPが700P回復して全快!」
09/14 04:49 勇者「お、おまえ、今……」
09/14 04:52 ナタリー「よそ見してないで、前!」
09/14 04:53 ナレ1「モンスターの攻撃。勇者に痛恨の一撃! 999Pのダメージ」
09/14 04:53 ナレ2「勇者は死んだ!」
09/17 01:46 ナタリー「ああ、なんてこと! 死んでしまったらHPを回復することも できないじゃない」
09/17 01:46 ナレ1「モンスターの群れは容赦なく襲い掛かってくる」
09/17 01:47 ナタリー「もうっ! しつこいわね。これでどう?」
09/17 01:48 ナレ1「ナタリーがすばやく詠唱すると、あたり一帯に光の渦が沸き起こ った」
09/17 01:49 ナレ2「モンスターは全滅した」
09/17 01:53 ナタリー「さてと……(勇者の遺体を見つめながら)これからどうしまし ょう」
09/17 01:56 騎士「お困りですか?」
09/17 01:57 ナタリー「だれ?」
09/17 01:58 騎士「通りすがりの旅人ですよ。近くを通ったらものすごい閃光があった もので、何事かと近づいてみたのです」
09/17 02:02 ナタリー「ふうん……。見たところ、ナイトのようだけど、困った人がい たら助けるのが仕事のうちよね」
09/17 02:02 騎士「もちろんです。特にご婦人を放ってはおけません」
09/17 02:03 ナタリー「なら、こいつをカタリ村まで運ぶの手伝っていただけないかし ら」
09/17 02:04 騎士「お仲間が亡くなられたのですか……。さぞかし、ご無念でしょう」
09/27 23:26 ナタリー「これでも勇者なのよね」
09/27 23:26 騎士「勇者?」
09/27 23:28 ナタリー「本人は遊び人だとか言ってたし、性根もまさしく遊び人だっ た」
09/27 23:29 騎士「それがなぜ、勇者に?」
09/27 23:30 ナタリー「たぶん、親の七光りじゃないかな。親に強引に勇者にされたみ たいなこと言ってたから」
09/27 23:31 騎士「なるほど、親が勇者だったというわけですかな」
09/27 23:31 ナタリー「たぶんね」
09/27 23:32 騎士「にしても、このまま放って置くわけにはいきませんね。近くの村ま で遺体を運びましょう」
09/27 23:34 ナタリー「カタリ村が一番近いわ」
09/27 23:35 騎士「山腹にある村ですね。いいでしょう」
09/27 23:36 ナレ1「こうして亡骸となった勇者を、騎士が抱きかかえてカタリ村へと 向かうのだった」
09/27 23:48 ナレ2「途中にもモンスターが襲い掛かるが、騎士は難なく倒していっ た」
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