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2018年12月25日 (火)

性転換倶楽部/響子そして 仮出所

響子そして(覚醒剤に翻弄される少年の物語)R15+指定
この物語には、覚醒剤・暴力団・売春などの虐待シーンが登場します

(五)仮出所  少年刑務所に来て四年の月日が過ぎ去っていた。  丁度二十歳の誕生日。わたしの仮釈放が決定したと知らされた。  二人の人間を殺したのだ。そんなに早く出られるはずがなかった。  しかし、事実だった。  女性ホルモンで限りなく女性に近づき、少年達との逢瀬を繰り返している。  そんな少年をいつまでも所内に留めていたら、健康状良くない。  女になったのならば、悪事行為を繰り返す事もないだろう。  そういった判断から、追い出されるように仮釈放が速められたというべきだろう。  出所祝いに、白いワンピースドレス・ローヒールのパンプスなど、女性として外を 歩くのに必要な一揃いのものが、少年達がカンパして集められたお金で購入され、わ たしにプレゼントされた。  舞台以外では、女性の衣料を着た事がないわたしだったが、ほとんど女性的な容姿 になってしまった現在、それを着るのが一番自然に思えた。  今、それを着て、明人と面会している。 「俺が退所したら、必ず迎えにいく。それまでどんなことがあっても我慢して、ずっ と待っていてくれ」 「わかったわ、。待ってる。きっとよ、迎えに来てね」 「もちろんだ。その服きれいだよ。俺達からのせめてもの志だ」 「ありがとう。みんなにも感謝していると言っておいてね」 「ああ……」  仮釈放されたといっても、自由になったわけではない。  常に保護司の監察下にあり、定職につき住居も定められているなど、一定の束縛が あった。  その保護司が迎えに来ていた。 「保護司の行田定次だ。今日から君の面倒をみることになる」  というわけで、彼が手配したアパートに入居した。  そして就職先なのだが……。  その保護司が紹介してくれたのは、いかがわしいスナックバーだった。 「おまえのような奴を、雇ってくれるのはこんな処しかないんだ。黙って働くんだ」  といって無理矢理、男相手の職場に放りこまれた。  しかも給与は全額保護司が受け取り、アパート代といくらかの生活費を渡すだけで、 残りのほとんどを巻き上げられる格好となった。  保護監察の身であり、保護司の言う事を聞かなければ、少年刑務所に突き返すと脅 された。泣く泣く言いなりになるしかなかった。しかも毎晩のように陵辱される日々 が続いていた。  わたしの働いているところにやってきては、まるで見せ付けるように店子達や客に 大判振舞いした。それらの金はすべてわたしが汗水たらして稼いだものだ。  保護司は女性ホルモンの入手先を知らず、わたしの身体はホルモン欠如で、更年期 障害に似た症状に蝕まれていった。  この保護司のそばにいる限り、いつまで経っても泥沼状態から抜け出せない。甘い 汁を吸い尽くされてずたぼろにされると思った。  何度も自殺を考えたが、 「俺が退所したら、必ず迎えにいく。それまでどんなことがあっても我慢して、ずっ と待っていてくれ」  という明人の言葉を信じて思い留まった。
少年刑務所は、全国に6個所(函館・盛岡・川越・松本・姫路・佐賀)あり、「受刑者 の集団編成に関する訓令」と、その「運用について」で対象が決まっている。 入所者の年齢は26歳未満が基本だが、割合で行くと1382人(52.97%)で半数に過ぎない。 残る半分は、犯罪傾向が進んでいない26歳以上が中心だ。刑の確定後、地域性なども加 味され、施設が決まるという。
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